2010/05/08

ブラリ 臼杵石仏

ブラリ旅レポート。

一日目は大分県は臼杵市にある国宝石仏を見に。

道中、高速バス休憩のパーキングにて
良い天気。
下調べをまったくしていないので、歩けるだろう、と
臼杵インター近くで下車する。
右も左も分からない時に便利なのが、携帯。
グーグルマップさんのルート案内を頼りにぶらぶら歩く。
人っ子一人居ない、それが臼杵。

こんな感じで、一面麦畑。
臼杵商業高校入口のはずが、
見渡しても高校は見つからない

マンホールは名産品のカボス柄。
途中、「石仏こちら」と、でかでかと表示されていたので
騙され入ったのが、石仏的スーパー銭湯。な施設。
便乗商売、ややこしい。
たんぽぽの綿毛飛ばしながら、歩くこと40分。
ついに石仏到着。

 臼杵石仏は平安後期から鎌倉時代にかけて
製作されたものらしい。

製作者や意図は不明だけれど、
石を彫った経験のあるワタシ。
石の難しさを多少なりとも知っているだけに
彫刻技術の高さに驚かされる。



小さなお地蔵様がなんとも、穏やかな表情。

九州には岩肌を削った磨崖仏が多い。
専門的な事は分からないけれど、
阿蘇山とかの火山灰が降り積もって出来た岩石だから
普通の岩山より、柔らかくて、彫り易い、というのも要因だそう。

岩山から仏を掘り出そうとする、古人の仏への思い、信仰心の強さが、
その前に立つとビンビン感じられて、
それがパワースポットと言われる理由なのかな、とか思う。


石仏周辺は竹やぶで、福田平八郎の絵を思い出す。
竹はまっすぐ上に伸びるだけ、生き方がシンプルでかっこいいなぁ。
「夢?竹みたいな生き方、かな?」
とか言える大人になりたい、ような気もする。


道中、親に、今石仏見てるよ、電話をすると
なんとワタシ15年前に家族旅行で一度見に来ているらしい。
九州に家族旅行に来た記憶はあるのだけれど、
それもお気に入りのパイナップル柄のTシャツを着て。
だけど石仏を見た記憶がどうも思い出せない。
思い出されるのは、スペースワールド、フェリーさんふらわぁ号、別府、位。
当時のワタシは、色物にばかり目が言って石仏には興味も沸かなかったんだろうと思う。
走りまわって、早くアイスが食べたいと、ゴネている子供に
15年前の自分を見たような気がした。
でも、アンタのメゾピアノのTシャツより
ワタシのパイナップル柄のTシャツの方がイケてるんだから!
時間を越えた、ライバル心を燃やす。

この日の昼食をしたお店で、この再訪問の話をすると
おばあちゃんにすごくいい言葉を頂いた。
それは、また今度書くけど。
                   

最後に。
もの凄くブスだった人がこの井戸で顔を洗うと
もの凄くキレイになった、伝説のある「美人の井戸」

虫が浮かんだ泥水で洗う勇気も起きない水だったけど
ワタシは洗った。ゴシゴシ洗ったよ。



セルフタイマーで自分撮りをしてるギャルが居て、
あぁ、ワタシと一緒ね。。と思ったら
近づくと、50歳近くの、どうみてもオカマだった。
あなたこそ、美人の井戸で洗ったら?
言いたい気持ちをぐっとこらえて、石仏を後にした。




ちなみにこのオカマ、二日目に劇的な再会をする事になるとは
この時のワタシには想像もつかないのだった。

~ブラリ続く~




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